フィールドセールスとは?インサイドセールスとの違い・年収を解説

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求人票やスカウトメールで「フィールドセールス募集」という言葉を見かけて、「普通の営業と何が違うのだろう」「インサイドセールスとはどう分かれているのだろう」と迷っていませんか。

フィールドセールスとは、顧客と対面やオンラインで商談し、提案から受注までを担当する営業職のことです。インサイドセールスが見込み客との関係をつくって商談の機会を生み出すのに対し、フィールドセールスはその商談を引き継いで、契約に結びつける役割を担います。

この記事では、フィールドセールスの意味と仕事内容、インサイドセールスとの違いを比較表で整理します。そのうえで、年収の水準、向いている人、キャリアパス、転職するときに求人票で確認したいポイントまで、営業職への転職を考えている方の目線で解説します。

この記事の要点
  • フィールドセールスは、商談から受注までを担う「契約をつくる営業」です
  • インサイドセールスとは担当する工程と評価指標が違い、評価は受注件数や受注金額で決まりやすくなります
  • 求人によって担当範囲が大きく違うため、新規か既存か、アポイントを自分で取るのかを確認してから応募しましょう
CONTENTS

フィールドセールスとは|商談から受注までを担う「契約をつくる営業」

フィールドセールスは新しい職種に見えますが、仕事の中身は、昔からある「顧客のもとへ足を運んで提案する営業」と大きくは変わりません。

違うのは、営業の工程を分担する体制の中で、受注を担当する役割としてはっきり位置づけられている点です。まずは言葉の意味と、営業プロセスの中での立ち位置を整理しましょう。

フィールドセールスの意味と定義を押さえる

フィールドセールス(Field Sales)とは、顧客の会社を訪問したり、Web会議で商談したりして、提案から契約の締結までを担当する営業職です。英語の「Field」には「現場」という意味があり、社内ではなく顧客のいる現場に出て営業することから、この名前で呼ばれています。社内では略して「FS」と呼ばれることもあります。

主に法人向け(BtoB)の営業で使われる言葉で、SaaS(インターネット経由で利用するソフトウェア)をはじめとするITサービス、人材サービス、広告、業務用の機器など、比較的単価が高く、導入の検討に時間がかかる商材を扱う企業でよく使われます。

こうした商材は、顧客の課題をていねいに聞き取り、社内の承認を得るための材料まで用意しなければ契約に至りません。その工程を責任を持って進めるのが、フィールドセールスの仕事です。

外勤営業・訪問営業・ルート営業との違いを整理する

フィールドセールスは、日本語の「外勤営業」とほぼ同じ意味で使われます。似た言葉との違いは、次のように整理できます。

呼び方主な意味フィールドセールスとの関係
外勤営業社外に出て顧客と会う営業の総称ほぼ同じ意味。分業体制かどうかは問わない
訪問営業顧客先へ足を運ぶ営業スタイル手段の一つ。今のフィールドセールスはオンライン商談も含む
ルート営業決まった取引先を定期的に回る、既存顧客向けの営業既存顧客を担当するフィールドセールスと重なる部分がある
飛び込み営業アポイントなしで訪問する新規開拓分業体制のフィールドセールスでは基本的に行わない

従来の営業では、1人の担当者がリスト作成、テレアポ、訪問、提案、契約、アフターフォローまでをすべて担うのが一般的でした。フィールドセールスという呼び方は、このうち「商談から受注まで」を切り出した役割を指す場面で使われることが多い、と理解しておくとよいでしょう。

営業プロセスの中で担う役割を理解する

分業型の営業組織では、顧客と出会ってから契約し、サービスを使い続けてもらうまでの流れを、おおむね次の4つの役割で分担します。

  1. マーケティング:広告やセミナー、Web記事などで見込み客(リード)を集める
  2. インサイドセールス:電話・メール・Web会議で見込み客と関係をつくり、商談の機会を生み出す
  3. フィールドセールス:商談で課題を聞き取って提案し、受注まで進める
  4. カスタマーサクセス:契約後の活用を支援し、継続や追加の契約につなげる

フィールドセールスは3番目の工程を担当し、会社の売上に最も直接つながる「受注」に責任を持ちます。インサイドセールスから引き継いだ情報をもとに商談を進め、契約が決まったらカスタマーサクセスへ顧客を引き継ぐのが基本的な流れです。

The Model型の分業でフィールドセールスの役割が明確になった

営業の工程を分けて担当する考え方は、米セールスフォース社で実践されてきた手法として知られ、日本では書籍『THE MODEL』をきっかけに「The Model(ザ・モデル)」型の組織として広まりました。

工程ごとに担当者と評価指標を分けることで、どこで顧客が離れているのかを数字で把握しやすくなり、改善の打ち手を考えやすくなる点が特徴です。

日本の法人営業でも、この分業は少しずつ広がっています。従業員50〜5,000人規模の企業で法人営業に携わる人を対象にした2025年10月の調査では、インサイドセールスを導入している割合は39.5%でした。インサイドセールスを置く会社では、その受け手として商談と受注を担うフィールドセールスの役割がはっきり分かれます。
[参照元]HubSpot年次調査:日本の営業に関する意識・実態調査 2026 データ集

今は訪問だけでなくオンライン商談も含むのが一般的になっている

「フィールド」という言葉から訪問営業をイメージしがちですが、現在はWeb会議ツールを使ったオンライン商談も、フィールドセールスの仕事に含まれるのが一般的です。

初回の商談はオンラインで行い、重要な提案や条件のすり合わせは対面で行うなど、商談の段階や顧客の希望に合わせて使い分けている企業も少なくありません。

そのため、フィールドセールスが毎日外回りをする仕事とは限りません。どのくらい外出するのかは会社や商材によって大きく変わるので、転職を考える場合は、求人票や面接で対面とオンラインの比率を確認しておくと安心です。

インサイドセールスとの違い|担当する工程と評価指標で比べるとわかりやすい

フィールドセールスと最も混同されやすいのが、インサイドセールスです。どちらも営業職ですが、担当する工程と、何を成果として評価されるかが違います。違いを押さえておくと、求人票を読んだときに仕事のイメージがつかみやすくなります。

インサイドセールスとの違いは「商談をつくるか、受注につなげるか」にある

インサイドセールスは、社内から電話・メール・Web会議を使って見込み客とやり取りし、購入を検討する段階まで関係を深めて、商談の機会をつくる仕事です。一方、フィールドセールスはその商談を引き継いで、提案と条件のすり合わせを重ね、契約まで進めます。

ひと言でまとめると、インサイドセールスは「商談をつくる」役割、フィールドセールスは「商談を受注につなげる」役割です。リレーにたとえるなら、インサイドセールスがバトンをつなぐ走者で、フィールドセールスがゴールテープを切るアンカーにあたります。

インサイドセールスの仕事内容をくわしく知りたい方は、インサイドセールスとは?仕事内容・違い・向いている人を解説もあわせて読んでみてください。

比較表で役割・顧客接点・KPI・スキルの違いを確認する

比較項目フィールドセールスインサイドセールス
主な役割商談・提案・受注見込み客の育成・商談の創出
担当する工程商談化した後から契約まで見込み客の獲得後から商談化まで
顧客との接点対面の訪問、Web会議電話、メール、Web会議、チャット
主な評価指標(KPI)受注件数、受注金額、成約率架電数、接続数、商談化数、商談化率
案件との関わり方少数の案件に深く時間をかける多くの見込み客に並行して接触する
求められる力提案力、交渉力、社内調整力ヒアリング力、継続力、データを見る力
主な働く場所顧客先、社内、在宅(会社による)社内、在宅が中心

特に大きいのは、評価指標の違いです。フィールドセールスは受注という最終的な結果で評価されるため、成果がはっきり見える一方で、売上目標に対する責任も重くなります。

インサイドセールスは商談をつくった数や質で評価されるので、日々の行動量や改善の積み重ねが成果に結びつきます。

カスタマーサクセスとの違いは「受注の前か後か」にある

カスタマーサクセスは、契約した顧客がサービスを使いこなし、成果を出せるように支援する仕事です。フィールドセールスが受注するまでを担当するのに対し、カスタマーサクセスは受注した後の顧客を担当します。

SaaSのように月額や年額で契約が続く商材では、解約されずに使い続けてもらうことが売上を左右します。

そのため、フィールドセールスが商談で「何に困っていて、導入して何を実現したいのか」を正確に聞き取り、カスタマーサクセスへ引き継ぐことが大切です。受注して終わりではなく、契約後の成功まで見据えて提案する姿勢が、今のフィールドセールスには求められています。

小さな会社では1人がすべての工程を兼ねることもある

ここまで紹介した分業は、あくまで役割の考え方です。営業担当者が数名の会社では、フィールドセールスが自分でアポイントを取り、契約後のフォローまで担当するケースも珍しくありません。反対に、単価が低くオンラインで契約まで完結する商材では、インサイドセールスが受注まで担当することもあります。

求人票に「フィールドセールス」と書かれていても、実際の担当範囲は会社によって違います。この点は、後半の「フィールドセールスへの転職で確認したい求人票のポイント」でくわしく解説します。

フィールドセールスの仕事内容|1日の流れと商談の進め方を知る

フィールドセールスの仕事は、商談の場で話すことだけではありません。商談前の準備、顧客の社内承認を後押しする資料づくり、受注後の引き継ぎまで含めて1つの仕事です。ここでは、商談の流れに沿って具体的な業務を見ていきます。

商談前の準備(企業リサーチ・仮説づくり・資料作成)

商談の成果を大きく左右するのが、事前の準備です。

インサイドセールスから引き継いだ情報に加えて、相手企業のWebサイトやプレスリリース、決算資料などを確認し、「この会社はどんな課題を抱えていそうか」という仮説を立てます。そのうえで、仮説に合わせた提案資料や導入事例を用意します。

前述の調査では、法人営業に携わる人が1回の商談の準備にかけている時間は、平均68.4分でした。商談そのものと同じくらい、準備に時間を使う仕事だとイメージしておくとよいでしょう。

ヒアリングで課題と決裁の流れを確認する

商談の前半は、提案よりも聞くことが中心になります。顧客が今どんな課題を抱えているのか、なぜ今それを解決したいのか、予算はどのくらいか、導入を決めるのは誰か、いつまでに決めたいのかを確認します。予算(Budget)、決裁者(Authority)、必要性(Need)、導入時期(Timeline)の頭文字を取って「BANT(バント)」と呼ばれる、法人営業の代表的な確認項目です。

法人営業では、目の前の担当者が「良い」と感じても、上司や経営層、経理部門などの承認を得なければ契約になりません。そのため、誰がどんな順番で判断するのかという決裁の流れを早めに把握しておくことが、商談を前に進めるうえで欠かせません。

提案・見積もりから稟議の後押しまで担う

ヒアリングで聞き取った内容をもとに、課題の解決策としてサービスの導入を提案し、見積もりを提示します。高額な商材ほど、提案は1回で終わらず、相手の関係者を変えながら複数回の商談を重ねるのが一般的です。

ここで大切なのが、顧客の担当者が社内で稟議(りんぎ:社内の承認手続き)を通すための材料をそろえることです。導入による効果の試算、他社の導入事例、導入までのスケジュールなどを整理し、担当者が上司に説明しやすい形で渡します。顧客社内の「味方」になって決裁まで伴走することも、フィールドセールスの重要な役割です。

受注後はカスタマーサクセスへ引き継ぎ、インサイドセールスへ結果を返す

契約が決まったら、商談で聞き取った課題や導入の目的、顧客側の担当者や関係者の情報をカスタマーサクセスに引き継ぎます。ここで情報が抜けると、契約後に「聞いていた話と違う」という行き違いが起こり、解約の原因になりかねません。

また、失注した商談も含めて、結果をインサイドセールスに共有することも大切です。どんな見込み客が受注につながりやすいのかが分かれば、インサイドセールスが商談をつくる精度も上がります。こうした情報は、SFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)に記録してチームで共有するのが一般的です。

1日のスケジュール例をイメージする

フィールドセールスの1日は、商談の数や対面とオンラインの比率によって大きく変わります。ここでは、SaaS企業で新規顧客を担当するフィールドセールスの1日を例として紹介します。実際の働き方は会社や担当する顧客によって異なるため、目安として参考にしてください。

時間業務内容
9:00業務開始。メールとSFAで当日の商談情報を確認する
9:30インサイドセールスとの打ち合わせで、新しく引き継がれた商談の背景を確認する
10:30オンライン商談(初回のヒアリング)
12:00昼休憩と移動
13:30顧客先を訪問し、決裁者が同席する2回目の提案を行う
15:30帰社の途中で、商談の記録をSFAに入力する
16:00見積もりと提案資料を作成し、翌日の商談を準備する
17:30チームの定例会議で、担当案件の進み具合を共有する
18:30業務終了

フィールドセールスのKPI|何で評価されるかを知っておく

KPI(重要業績評価指標)とは、目標の達成に向けて、途中の進み具合を測るための数字です。フィールドセールスとして働くなら、自分が何の数字で評価されるのかを入社前に理解しておくことが大切です。代表的な指標を見ていきましょう。

最終的な評価は受注件数と受注金額で決まりやすい

フィールドセールスの評価で最も重視されやすいのは、受注件数と受注金額です。四半期や半期ごとに個人やチームの売上目標が設定され、その達成率で評価されるのが一般的です。成果が数字ではっきり示されるため、結果を出せば評価や昇給につながりやすい一方、目標に届かない期間はプレッシャーを感じやすい面もあります。

SaaSなど継続課金型の商材では、受注金額をMRR(毎月繰り返し発生する売上)やARR(年間で繰り返し発生する売上)で数えることもあります。求人票でこうした言葉を見かけたら、継続課金型のビジネスを扱う会社だと考えてよいでしょう。

成約率(受注率)は商談の質を表す指標になる

成約率とは、担当した商談のうち、どのくらいの割合が契約に結びついたかを表す数字です。たとえば10件の商談で4件の契約が取れれば、成約率は40%になります。

前述の調査では、法人営業に携わる人が答えた商談の成約率(成約数÷商談数)の平均は42%でした。もちろん、商材の単価や、新規か既存かによって水準は大きく変わるため、1つの目安として捉えてください。成約率にはヒアリングの深さや提案の的確さが表れやすく、フィールドセールスの実力を測る指標として重視されます。

商談数・案件化数・リードタイムも管理される

最終的な成果である受注に至るまでの途中経過として、次のような指標も管理されます。

  • 商談数:一定期間に実施した商談の件数
  • 案件化数:商談のうち、具体的な提案や見積もりの段階に進んだ件数
  • 平均受注単価:1件あたりの契約金額
  • リードタイム:最初の商談から契約までにかかった期間

途中の数字を追っておくと、「商談数は足りているのに受注が少ないなら提案に課題がある」「案件化はするのに契約に至らないなら決裁者への働きかけに課題がある」というように、改善すべき点を特定しやすくなります。

インセンティブの有無と仕組みは会社によって大きく違う

フィールドセールスの給与には、受注実績に応じたインセンティブ(成果報酬)が含まれることがあります。ただし、その割合や計算方法は会社によって大きく異なります。固定給の割合が高く収入が安定している会社もあれば、成果次第で年収が大きく変わる会社もあります。

求人票に書かれた想定年収に、インセンティブがどのくらい含まれているのかは、応募前に確認しておきたいポイントです。目標を達成した場合の年収なのか、平均的な実績での年収なのかによって、実際の収入は変わってきます。

フィールドセールスの年収|商材と業界で差が開きやすい

フィールドセールスだけに絞った公的な年収統計は、今のところ見当たりません。そこで、営業職全体の年収データと、提案型の営業に近い職業のデータから水準を確認していきます。年収は職種名よりも、扱う商材や業界によって差が出やすい点に注目してください。

営業職全体の平均年収と年代別の推移を確認する

転職サービスのdodaに登録した約60万人の年収データ(2024年9月〜2025年8月)では、営業系職種の平均年収は476万円です。年代別に見ると、20代が406万円、30代が528万円、40代が618万円、50代以降が683万円で、経験を重ねるほど上がっていく傾向があります。
[参照元]平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)【最新版】|doda

20代から30代にかけて120万円以上上がっている点は、営業として成果を出し、より規模の大きい顧客や単価の高い商材を任されるようになる時期と重なります。フィールドセールスとして受注の実績を積むことは、この年収の伸びにつながりやすい経験だといえます。

業界によって年収に400万円以上の差がある

同じ営業職でも、業界によって平均年収は大きく変わります。最も高いMR(医薬情報担当者)は803万円、医薬品メーカーの営業は593万円です。一方で、小売・外食の営業は425万円、福祉・介護関連の営業は388万円で、最も高い職種と低い職種の間には400万円以上の開きがあります。

差が生まれる理由の一つは、扱う商材の単価と利益率です。1件の契約金額が大きく利益率の高い商材を扱う業界ほど、営業担当者1人が生み出す利益も大きくなり、給与に反映されやすくなります。また、MRのように医薬品の専門知識が求められる職種も、高い年収につながっています。

IT業界の提案型営業は賃金・求人倍率ともに高い水準にある

フィールドセールスという職種名は、SaaSを提供するIT企業の求人でよく使われています。そこで、IT分野の提案型営業のデータも確認しておきましょう。

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)では、顧客の課題に合わせて情報システムやITサービスを提案・販売する「コンサルティング営業(IT)」の賃金(年収)は659.4万円、有効求人倍率は3.82(令和7年度)です。
[参照元]コンサルティング営業(IT)|職業情報提供サイト(job tag)

有効求人倍率3.82は、仕事を探している人1人に対して約3.8件の求人があることを意味します。なお、job tagの年収は国の統計(賃金構造基本統計調査)を加工した数値で、平均年齢は42.2歳です。dodaの数値とは集計の対象や方法が違うため単純には比べられませんが、IT分野の提案型営業が、人材を強く求められている職種であることは読み取れます。

年収が上がりやすいフィールドセールスの条件を知る

フィールドセールスとして年収を上げたい場合は、次の3つの条件がそろう環境を選ぶと近道になります。

  1. 単価の高い商材を扱っている:1件の契約金額が大きいほど、成果が売上と評価に反映されやすくなります
  2. 大企業向けの営業(エンタープライズ営業)を担当できる:関係者が多く難易度は上がりますが、そのぶん高い年収が設定されやすい傾向があります
  3. 成果と報酬の結びつきが明確:インセンティブの計算方法や昇格の基準が示されている会社では、実績が年収に結びつきやすくなります

反対に、同じフィールドセールスでも、単価の低い商材を短い期間で数多く売る仕事では、年収の伸び方が異なる場合があります。応募先を選ぶときは、職種名だけでなく、商材の単価と評価の仕組みまで確認しましょう。

フィールドセールスのやりがいと「きつい」と言われる理由

フィールドセールスには、受注の瞬間に立ち会える大きなやりがいがある一方で、「きつい」という声もあります。両面を知っておくと、入社後のギャップを減らせます。

やりがい① 顧客の意思決定の場に立ち会える

フィールドセールスは、顧客企業が「導入する」と決める場面に最も近い位置にいます。経営者や部門長と直接話し、会社の課題や今後の方針を聞く機会も多くあります。自分の提案が顧客の事業の変化につながったと実感できることは、この仕事ならではのやりがいです。

やりがい② 提案力と業界知識が身につく

商談のたびに、相手企業の業界や業務の流れを理解し、課題に合わせた提案を組み立てる必要があります。この経験を重ねることで、業界の知識と、課題を整理して解決策を示す力が身につきます。

こうした力は、営業マネージャーや事業開発、コンサルタントなど、ほかの職種に進む場合にも生かせます。

やりがい③ 成果が数字と年収に反映されやすい

受注件数や受注金額という明確な数字で評価されるため、頑張った結果が見えやすい仕事です。インセンティブ制度がある会社では、成果が収入にも反映されます。自分の実力で年収を上げていきたい人にとっては、納得感のある評価を得やすい職種だといえます。

「きつい」と言われる理由① 移動と商談準備の負担が大きい

対面の商談が多い職場では、顧客先への移動に時間がかかります。前述の調査でも、法人営業に携わる人がムダだと感じる業務として、社内会議(52.4%)、社内報告(38.3%)に続いて、商談の移動時間が26%挙がっています。そこに1件あたり1時間を超える商談準備が加わるため、商談が立て込む時期は残業が増えやすくなります。

最近はオンライン商談を組み合わせて移動を減らしている企業もあるため、移動の負担が気になる人は、対面とオンラインの比率を事前に確認しておくとよいでしょう。

「きつい」と言われる理由② 受注目標のプレッシャーがかかる

フィールドセールスは売上目標に直接責任を持つため、目標の達成状況を常に意識する仕事です。月末や四半期末に目標に届いていないと、精神的な負担を感じることもあるでしょう。

ただし、プレッシャーの大きさは、目標の決め方やチームの支え方によって変わります。目標が過去の実績から見て現実的な水準で設定されているか、未達のときに上司やチームがどのように支援しているかは、面接で質問して確かめておきたいポイントです。

「きつい」と言われる理由③ インサイドセールスとの連携次第で成果が左右される

分業体制では、フィールドセールスが担当する商談の多くはインサイドセールスから引き継がれます。商談の質が低かったり、引き継ぎの情報が足りなかったりすると、どれだけ提案を工夫しても受注に結びつきにくくなります。

自分ではコントロールしにくい部分で成果が左右されることに、もどかしさを感じる人もいます。部門間の定例会議があるか、商談として引き継ぐ基準が決まっているかなど、連携の仕組みが整っている会社を選ぶことが、働きやすさにつながります。

フィールドセールスに向いている人と必要なスキル

フィールドセールスで成果を出している人には、いくつかの共通点があります。

ここでは、向いている人の特徴と、仕事に必要なスキルを紹介します。今の時点ですべてを満たしている必要はないので、自分の強みと照らし合わせながら読んでみてください。

相手の話を聞き、課題を言葉にできる人

フィールドセールスの商談では、自社のサービスを説明する時間よりも、顧客の話を聞く時間のほうが大切です。

顧客自身もまだはっきり言葉にできていない課題を、質問を重ねながら整理できる人は、提案の精度を高められます。話すのが得意な人よりも、聞くのが得意な人のほうが向いているといわれるのはこのためです。

準備と仮説づくりを苦にしない人

成果の出る商談の多くは、事前の準備で決まります。相手企業の情報を調べて、「この会社はこんな課題を抱えているのではないか」と仮説を立てる作業を楽しめる人は、フィールドセールスに向いています。

断られても次の商談に切り替えられる人

どれだけ経験を積んだフィールドセールスでも、すべての商談で受注できるわけではありません。失注を引きずらず、原因を振り返って次の商談に生かせる人は、長く成果を出し続けられます。

向いていない可能性がある人の特徴

一方で、次のような人は、フィールドセールスの働き方に負担を感じやすいかもしれません。

  • 数字で評価されることに強いストレスを感じる人
  • 外出や移動が多い働き方を避けたい人
  • 1つの案件にじっくり向き合うより、多くの人と短いやり取りを重ねるほうが得意な人

こうした傾向がある場合は、インサイドセールスやカスタマーサクセスのほうが力を発揮しやすいこともあります。インサイドセールスとの適性の違いは、インサイドセールスに向いてる人の特徴7つ|向かない人と適性診断でもくわしく解説しています。

営業以外の職種も含めて考えたい方は、営業職から転職したい方におすすめの転職先と活かせるスキルも参考にしてください。

フィールドセールスに必要な4つのスキル

スキル内容身につけ方の例
ヒアリング力顧客の課題や決裁の流れを、質問を通じて引き出す力商談のあとに「聞けなかったこと」を振り返る
提案力課題に合わせて、導入後の効果を具体的に示す力他社の導入事例を整理し、業界ごとの提案の型を持つ
社内調整力顧客社内と自社内の関係者を巻き込み、合意をまとめる力決裁者・利用者・経理など、立場ごとの関心を書き出す
数字管理力商談の進み具合を数字で把握し、目標から逆算して動く力SFAの記録を見て、どの段階で商談が止まっているかを確認する

これらのスキルは、ルート営業や個人向けの営業、インサイドセールスの経験を通じても身につけられます。今の仕事でどのスキルを使っているかを整理しておくと、転職の面接で経験を伝えやすくなります。

フィールドセールスの将来性とキャリアパス

オンライン商談やAIの活用が広がるなかで、「対面の営業はいずれなくなるのでは」と不安に感じる人もいるかもしれません。ここでは、データをもとにフィールドセールスの将来性を考え、その先にどんなキャリアが広がっているのかを紹介します。

対面の営業はなくならない|売り手の52.3%が訪問営業を好んでいる

前述の調査では、法人営業に携わる売り手側の52.3%が、訪問型の営業を好ましいと答えています。訪問型を好む理由として最も多かったのは「信頼を得られるから」(57.9%)で、「訪問型のほうが成約率が高いと思うから」(43.6%)が続きました。

高額な契約や長く付き合う取引ほど、顧客は「この担当者に任せて大丈夫か」を慎重に見極めます。顔を合わせて話すことで生まれる信頼は、オンラインだけでは代わりにくい価値として、今も重視されているといえるでしょう。

買い手は「どちらでもよい」が約3割で、対面とオンラインの使い分けが進んでいる

一方、営業を受ける側(買い手)の回答を見ると、訪問型が好ましい人は40.4%、非訪問型が好ましい人は26.8%、どちらでもよい人は32.8%でした。売り手ほど訪問にこだわっておらず、状況に応じて使い分けたいと考える人が一定数いることがわかります。

この結果から読み取れるのは、フィールドセールスの仕事がなくなるのではなく、対面とオンラインを上手に組み合わせる力が求められるようになっているということです。

前述のjob tagでも、IT分野の提案型営業では、今後AIの活用が営業の成果を左右する重要なポイントになると見込まれています。

情報収集や商談記録の作成はAIに任せ、人は顧客との対話と判断に時間を使う、という働き方に変わっていくと考えられます。

インサイドセールスからフィールドセールスへ進むルート

フィールドセールスを目指すキャリアの代表的なルートの一つが、インサイドセールスからの異動や転職です。

インサイドセールスで見込み客とのやり取りやヒアリングを経験している人は、商談を引き継ぐ前の事情も理解しているため、フィールドセールスとしての立ち上がりがスムーズになりやすいでしょう。

まずはインサイドセールスとして経験を積み、将来的にフィールドセールスを目指したいと考えている方は、インサイドセールスへの転職は未経験でもできる?仕事内容や向いている人の特徴も解説も参考にしてください。

エンタープライズ営業・マネージャー・カスタマーサクセス・事業開発へ広がる

フィールドセールスとして経験を積んだ後は、次のようなキャリアが考えられます。

キャリアの方向仕事内容フィールドセールス経験の生かし方
エンタープライズ営業大企業を担当し、大型の案件を時間をかけて受注する決裁の流れを読む力、複数の関係者を巻き込む力
営業マネージャーチームの目標管理とメンバーの育成を担う商談の進め方や数字の見方を指導できる
カスタマーサクセス契約後の顧客の活用を支援し、継続や追加の契約につなげる顧客の課題と導入目的を深く理解している
事業開発・アライアンス新しい事業や他社との提携を企画し、形にする市場や顧客のニーズを現場で把握している
マーケティング見込み客を集める施策を企画する受注につながりやすい顧客像を知っている

受注に責任を持った経験は、どの職種に進む場合でも評価されやすい実績になります。数年後にどの方向へ進みたいかを考えながら、今の環境で積むべき経験を選んでいくとよいでしょう。

フィールドセールスへの転職で確認したい求人票のポイント

「フィールドセールス」という職種名は同じでも、会社によって仕事の範囲は大きく異なります。入社後に「思っていた仕事と違う」とならないように、応募前に確認しておきたいポイントを5つ紹介します。

新規開拓か既存顧客の担当か

まず確認したいのが、担当する顧客が新規か既存かです。新規開拓を担うフィールドセールスは、まだ取引のない企業に提案して契約を獲得するため、受注のたびに大きな達成感がある一方、断られる場面も多くなります。

既存顧客を担当する場合は、すでに取引のある企業との関係を深め、追加の契約や契約の継続を目指します。

求人票に「新規顧客への提案」「既存顧客の深耕(しんこう:取引を広げること)」などの記載があるかを見て、どちらが中心なのかを確かめましょう。

アポイントは自分で取るのか、インサイドセールスから渡されるのか

分業体制が整っている会社では、商談の機会はインサイドセールスから引き継がれます。一方、「フィールドセールス」と書かれていても、自分で電話をかけてアポイントを取るところから担当する会社もあります。

テレアポを含むかどうかで、1日の過ごし方は大きく変わります。求人票の業務内容に「インサイドセールスが獲得した商談を担当」といった記載があるかを確認し、書かれていない場合は、面接でアポイントの獲得方法を質問しておくと安心です。

対面とオンライン商談の比率

前述のとおり、今のフィールドセールスは対面とオンラインを使い分けるのが一般的ですが、その比率は会社によって違います。担当エリアが広く出張が多い会社もあれば、ほとんどの商談をオンラインで行う会社もあります。

移動の負担や働き方の柔軟さに関わるため、「商談のうち対面は何割くらいか」「担当するエリアはどこまでか」を面接で確認しておきましょう。

商材の単価と商談期間(リードタイム)

扱う商材の単価によって、商談の進め方は大きく変わります。比較的手ごろな商材なら1〜2回の商談で契約が決まることもありますが、高額な商材では、何か月もかけて複数の関係者と商談を重ねることになります。

単価が高く商談期間が長い商材ほど、1件の受注が大きな成果になる一方で、短期間では結果が出にくい面もあります。自分がどちらの進め方にやりがいを感じるかを考えて、応募先を選ぶとよいでしょう。

評価制度とインセンティブの仕組み

年収の項目でも触れたとおり、フィールドセールスの給与には成果に応じたインセンティブが含まれることがあります。面接では、次の点を確認しておくと、入社後の年収をイメージしやすくなります。

  • 想定年収のうち、固定給とインセンティブの割合
  • 目標は個人とチームのどちらで設定されるか
  • 目標を達成している人の割合と、評価の時期

面接の場では聞きにくい内容もあるでしょう。転職エージェントを利用している場合は、応募先への確認をどこまで依頼できるか、担当者に相談してみてください。

未経験からフィールドセールスを目指す場合の進み方

営業が未経験の状態から、いきなり高単価商材のフィールドセールスとして採用されるのは簡単ではありません。未経験から目指す場合は、次のような段階を踏むのが現実的です。

  1. 営業職の経験を積む:個人向けの営業やルート営業など、未経験から挑戦しやすい営業職で、顧客と話す経験を積む
  2. インサイドセールスから入る:分業体制の会社でインサイドセールスとして働き、商談の流れを学んでからフィールドセールスへ移る
  3. 未経験歓迎のフィールドセールス求人を探す:研修制度が整っている会社や、比較的単価の低い商材を扱う会社では、未経験から採用されることもある

接客業や販売職などで、相手の要望を聞き取って提案した経験は、営業職でも評価されます。未経験から営業職を目指す方法は、未経験で営業職への転職は可能!営業に向いている人と転職を成功させる秘訣でくわしく紹介しています。

フィールドセールスへの転職で相談できる転職エージェント

フィールドセールスの求人は、会社によって担当範囲や評価の仕組みが大きく違います。求人票だけでは判断しにくい点を整理したい場合は、転職エージェントや転職サービスを利用するのも一つの方法です。ここでは、使い方の目的別に3つのサービスを紹介します。

リクルートエージェント|担当範囲の違うフィールドセールス求人を数多く見比べたい人に

リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する転職エージェントです。公開求人は約82万件、非公開求人は約24万件(2026年9月29日時点・公式サイト。表示件数は採用予定数)で、職種の分類では営業職がIT・通信製品の営業や不動産営業などに細かく分かれています。
[参照元]転職エージェント|転職ならリクルートエージェント

同じ「フィールドセールス」でも、新規開拓か既存顧客か、アポイントを自分で取るかどうかは求人ごとに違います。1社の求人だけを見ていると、その会社の条件が一般的なのかどうかを判断しにくいものです。求人数の多いサービスで複数の求人を並べて比べると、自分が重視したい条件を整理しやすくなります。

キャリアアドバイザーとの面談のほか、応募書類の添削、面接対策、面接日程の調整、内定後の条件交渉の代行まで支援を受けられます。業界や職種をまだ絞り込めていない人や、まずは選択肢を広く見てから決めたい人は、最初の相談先として検討するとよいでしょう。

項目内容
運営会社株式会社リクルート
主な特徴公開求人約82万件・非公開求人約24万件(2026年9月29日時点)/面談・書類添削・面接対策・条件交渉の代行
おすすめの人フィールドセールスの求人を幅広く見比べ、条件の相場感をつかみたい人

doda|自分で求人を探しながらエージェントにも相談したい人に

dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービスです。1つの会員登録で、求人を自分で検索して応募する機能、キャリアアドバイザーが求人を紹介するエージェントサービス、企業から直接オファーが届くスカウトサービスを利用できます。掲載求人は320,684件(非公開求人を含む。2026年10月30日確認時点・公式サイト)です。
[参照元]転職ならdoda(デューダ) 求人、転職情報満載の転職サイト

転職活動の進め方は人によって違い、「気になる求人は自分のペースで探したいけれど、応募するかどうかは誰かに相談したい」という人もいるでしょう。dodaなら、自分で見つけたフィールドセールスの求人と、アドバイザーから紹介された求人を、同じサービスの中で並べて比べられます。

スカウトサービスに職務経歴を登録しておけば、届いたオファーの内容から、自分の営業経験にどのような企業が関心を持っているのかを知る手がかりにもなります。自分で動く時間とプロに相談する時間を、両方確保したい人に向いています。

項目内容
運営会社パーソルキャリア株式会社
主な特徴求人検索・エージェントサービス・スカウトサービスを1つの登録で利用できる/求人数320,684件(非公開求人を含む。2026年10月30日確認時点)
おすすめの人自分のペースで求人を探しつつ、必要に応じてアドバイザーにも相談したい人

ビズリーチ|フィールドセールスの経験を年収アップにつなげたい人に

ビズリーチは、株式会社ビズリーチが運営するスカウト型の転職サイトです。職務経歴を登録すると、企業やヘッドハンター(企業から依頼を受けて人材を探す転職支援の担当者)から直接スカウトが届きます。登録ヘッドハンターは9,500人以上(2026年7月末時点)で、年収1,000万円以上の求人が全体の5割以上(2026年1月末時点)を占めています(公式サイト)。
[参照元]転職ならビズリーチ|選ばれた人だけのハイクラス転職サイト

フィールドセールスとして受注実績を積んだ人にとって悩ましいのが、「今の実績が社外でどのくらい評価されるのか」が分かりにくいことです。届くスカウトの数や提示される年収、声をかけてくる企業の業界を見ることで、自分の市場での評価を確かめる手がかりになります。

無料で利用できますが、一部の機能は有料会員向けです。エンタープライズ営業や営業マネージャーなど、年収を上げながら次のステップに進みたい人は、転職エージェントと並行して登録しておくとよいでしょう。

項目内容
運営会社株式会社ビズリーチ
主な特徴企業・ヘッドハンターから直接スカウトが届く/登録ヘッドハンター9,500人以上(2026年7月末時点)/年収1,000万円以上の求人が全体の5割以上(2026年1月末時点)
おすすめの人営業経験を生かして、年収アップや上位のポジションを狙いたい人

3つのサービスは役割が違うため、目的に合わせて2つほど併用し、紹介された求人や届いたスカウトを見比べるのがおすすめです。インサイドセールスの求人もあわせて検討したい方は、インサイドセールスに強い転職エージェントおすすめ15社比較も参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

フィールドセールスは英語で何と書きますか?略称はありますか?

英語では「Field Sales」と書き、社内では「FS」と略して呼ばれることがあります。インサイドセールスは「IS」、カスタマーサクセスは「CS」と略されることが多く、求人票や社内の会話でもよく使われます。

フィールドセールスとルート営業は同じですか?

同じではありません。ルート営業は、決まった取引先を定期的に訪問する既存顧客向けの営業スタイルを指します。

フィールドセールスは、分業体制の中で商談から受注までを担う役割を指す言葉で、新規顧客を担当する場合も既存顧客を担当する場合もあります。既存顧客を担当するフィールドセールスは、ルート営業と仕事内容が重なる部分があります。

フィールドセールスは未経験でもなれますか?

未経験から採用される求人もありますが、高単価の商材や大企業向けの営業では、営業経験が求められることが一般的です。未経験から目指す場合は、個人向けの営業やインサイドセールスで商談の経験を積んでから、フィールドセールスに移るルートが現実的です。

インサイドセールスとフィールドセールスはどちらが年収が高いですか?

職種名で年収を分けた公的な統計はないため、一概にはいえません。年収は職種名よりも、扱う商材の単価、業界、評価制度によって大きく変わります。インサイドセールスの年収については、【2026年】インサイドセールスの平均年収はいくら?でくわしく紹介しています。

フィールドセールスはオンライン化でなくなりますか?

なくなる可能性は低いと考えられます。法人営業の売り手の52.3%が訪問型の営業を好ましいと答えており、買い手でも訪問型を好む人は40.4%います。今後は、対面とオンラインを使い分けながら商談を進める力が、より重視されていくでしょう。

インサイドセールスとフィールドセールスのどちらが自分に向いているか、どう判断すればよいですか?

1つの案件にじっくり時間をかけて契約までやり切ることにやりがいを感じるなら、フィールドセールスが向いている可能性があります。多くの見込み客と並行してやり取りし、数字を見ながら改善を重ねることが得意なら、インサイドセールスが合っているかもしれません。迷う場合は、両方の求人の仕事内容と評価指標を比べてみるとよいでしょう。

まとめ|仕事の範囲を確かめて、自分に合うフィールドセールスを選ぼう

フィールドセールスは、顧客と対面やオンラインで商談し、提案から受注までを担う営業職です。インサイドセールスが商談をつくり、フィールドセールスが契約に結びつけ、カスタマーサクセスが契約後を支えるという分業の中で、売上に最も直接つながる役割を担っています。

営業職の年収は業界や商材によって大きく変わり、IT分野の提案型営業は求人倍率も高い水準にあります。対面営業の価値も今なお重視されており、オンラインと組み合わせて商談を進められる人は、これからも活躍の場を広げていけるでしょう。

フィールドセールスへの転職を考えている方は、次の3つから始めてみてください。

  1. 今の仕事で使っているスキル(ヒアリング・提案・調整・数字管理)を書き出す
  2. 気になる求人を3社以上集め、新規か既存か、アポイントの取り方、対面とオンラインの比率を比べる
  3. 求人票だけでは分からない評価制度やインセンティブは、面接や転職エージェントを通じて確認する
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