提携人材紹介会社(ビズリーチ・マイナビ・リクルート等)のプロモーションを含みます。
当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。

当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
インサイドセールスは、電話やメール、Web会議を使って見込み客と関係をつくり、商談の機会を生み出す営業職です。外回りがないぶんラクそうに見えますが、実際には断られる回数の多さや、成果を細かい数字で問われる働き方に向き不向きが出やすい仕事でもあります。
この記事では、営業職の転職支援の視点から、インサイドセールスに向いている人・向いていない人の特徴を、現役担当者への調査データとあわせて解説します。12問の適性チェック、タイプ別の向き不向き、応募前に求人票と面接で確認しておきたいポイントまで紹介するので、読み終えるころには「応募するか、別の道を選ぶか」を判断できるはずです。
インサイドセールスとは、訪問せずに電話・メール・Web会議などで見込み客とやり取りし、商談につなげる営業職のことです。
多くの企業では、マーケティング部門が集めた見込み客に連絡し、購入の可能性が高まった段階でフィールドセールス(訪問・商談を担当する営業)へ引き継ぐ役割を担っています。
この仕事の特徴から逆算すると、向いている人の特徴は次の7つに整理できます。
| 特徴 | なぜ必要か |
|---|---|
| 1. 断られても次の1件に向かえる | 電話がつながらない・断られるのが日常だから |
| 2. 自分の数字で振り返れる | 成果が架電数や商談化率で細かく見えるから |
| 3. 短時間で状況を聞き出せる | 1回の通話は数分で終わることが多いから |
| 4. 声と文章で信頼をつくれる | 顔を合わせずに関係を築く必要があるから |
| 5. 記録や段取りを苦にしない | 多くの見込み客を同時に管理するから |
| 6. 他部署と連携できる | マーケティングと営業の間に立つ仕事だから |
| 7. 新しいツールやAIを試せる | 営業の道具が年々変わっているから |
インサイドセールス経験者1,003人への調査では、フィールドセールスと比べてインサイドセールスに向いている性格として「営業(外回り)もデスクワークも好き」が42.2%で最も多く、「失敗しても前向きに考えられる」36.3%、「対面よりもリモートでのやり取りが好き」35.5%が続きました。
ここからも、話す力だけでなく、デスクでの作業や気持ちの切り替えが求められる仕事だとわかります。
インサイドセールスは、断られることが前提の仕事です。amptalk株式会社が41,546件の発信データを分析した調査では、1秒以上電話がつながる確率は業界を問わず50%程度、2分以上会話が続くのは20%程度でした。
つまり、電話をかけても2回に1回はつながらず、話が続くのは5回に1回ほどということになります。
[参照元]4万件以上の架電データから産業別・役職別で理想の架電時間を分析!【Zoom Phoneによるインサイドセールスの架電レポート】|ASCII STARTUP(amptalk株式会社プレスリリース)
この数字を知っていれば、つながらない・断られるのは自分の能力不足ではなく、仕事の構造上どうしても起きることだと理解できます。
1件ごとの結果に落ち込むより、「今日は何件話せたか」「どの時間帯がつながりやすかったか」と次の行動に意識を向けられる人は、長く安定して成果を出しやすい傾向があります。
反対に、断られるたびに自分を責めてしまう人は、この仕事を消耗の大きいものと感じるかもしれません。ただ、これは性格だけで決まるものではなく、「断られる前提で数字を見る」という考え方を身につけることで、ある程度は変えられる部分でもあります。
インサイドセールスでは、架電数、通話数、商談化率(話した相手のうち商談につながった割合)など、成果が細かい数字で見えます。そのため、感覚ではなく数字で自分の状態を把握し、やり方を調整できる人が伸びやすい仕事です。
株式会社RevCommが経験2年目以上のインサイドセールス302人に行った調査では、仕事で壁にぶつかった人のうち53.6%が「正解がない中で、手探りで商談を進めなければならない」ことを挙げています。壁を乗り越えた方法としては、「量をこなして傾向と対策のデータを構築した」「成功者の好事例を真似てみた」といった声が寄せられていました。
正解が用意されていない仕事だからこそ、「この断られ方が多いから、最初の一言を変えてみよう」と仮説を立てて試せる人が強みを発揮します。営業職の採用面接でも、「先月の成果を数字で説明できるか」「改善のために何を変えたか」を聞かれることが多いので、今の仕事で自分の数字を把握しておくと、適性のアピールにもつながります。
インサイドセールスの通話は、数分で終わることが少なくありません。その短い時間で、相手が今どんな課題を抱えているのか、検討はどこまで進んでいるのか、誰が決める立場なのかを聞き出す必要があります。
前述のRevCommの調査では、インサイドセールスを経験してよかった理由の1位が「ヒアリング力が身についた」で、69.5%にのぼりました。裏を返せば、それだけ聞く力が日常的に求められる仕事だということです。
ここで大切なのは、話がうまいことより、相手が話しやすい質問を選べることです。「ご興味はありますか」と聞くより、「今、〇〇の作業にどれくらい時間がかかっていますか」と具体的に聞くほうが、相手は答えやすくなります。人の話を聞くのが好きな人、相手の言葉から次の質問を考えるのが苦にならない人は、この点で向いているといえます。
訪問型の営業が今も好まれる理由は、対面のほうが信頼を得やすいと考えられているからです。HubSpot Japanの2026年の調査では、営業をする側の人が訪問型営業を好ましいと考える理由として、「商談相手から信頼を得られると思うから」が57.9%で最も多くなっています。
[参照元]HubSpot年次調査:日本の営業に関する意識・実態調査 2026 データ集|HubSpot Japan
インサイドセールスは、この「信頼」を顔を合わせずにつくる仕事です。声のトーン、話すスピード、メールの文面、約束した資料を期日どおりに送ることなど、小さな積み重ねで「この人なら話を聞いてもいい」と思ってもらう必要があります。
対面営業の経験がある人は、相手の反応を見ながら話を調整する力を持っているはずです。その力を、表情の代わりに声の変化や返信の速さから読み取る形に置き換えられる人は、インサイドセールスでも活躍しやすいでしょう。
インサイドセールスは、多くの見込み客を同時に担当します。誰にいつ連絡したか、何を話したか、次はいつ連絡するかを、CRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)に記録し続けることが欠かせません。
この記録は、自分のためだけのものではありません。商談をフィールドセールスに引き継ぐとき、記録が不十分だと、営業担当者が同じ質問を顧客に繰り返すことになり、信頼を損ねてしまいます。
外回りの営業では「記録は後でまとめて」でも回っていた人も、インサイドセールスでは記録の正確さがそのまま成果に影響します。メモを取る習慣がある人、スケジュールを管理するのが得意な人、事務作業を素早くこなせる人は、この点で強みを発揮できます。
インサイドセールスは、マーケティング部門とフィールドセールスの間に立つ仕事です。マーケティングから受け取った見込み客に対応し、条件がそろった段階で営業に渡します。そのため、自分の数字だけでなく、前後の部署が何を求めているかを考えて動く必要があります。
株式会社ジードがインサイドセールス・営業部門の担当者100人に行った調査では、インサイドセールス部門の課題として「インサイドセールス向きの人材採用に苦戦している」が36%で1位、「フィールドセールスとの連携」が19%で2位でした。調査では、商談の件数だけを目標にすると質の低い商談が営業に渡ってしまうなど、部門間の連携が課題になっていると説明されています。
[参照元]【調査リリース】インサイドセールス部門で課題を感じる項目は?アンケート調査でわかった実態について|株式会社ジード(PR TIMES)
つまり、商談の数を追うだけでなく、「この商談を受け取った営業担当者が困らないか」まで考えられる人が評価されやすい仕事です。チームで成果を出すことにやりがいを感じる人には、向いている環境といえます。
インサイドセールスの仕事は、ツールの進化とともに変わり続けています。HubSpot Japanの同調査では、営業責任者・担当者のうち生成AIを営業活動に活用した経験がある人は43.4%でした。電話の内容を自動で文字に起こしたり、メールの下書きをAIが作ったりする仕組みも広がっています。
一方で、買い手が営業担当者に期待する「AIにはない価値」として、
が上位に挙がっています。また、買い手が望む対応としては「生成AIと人間が連携したハイブリッド型」が49%、「常に人間が対応する」が48%で、「常に生成AIで完結する」は3%にとどまりました。
[参照元]HubSpot年次調査:日本の営業に関する意識・実態調査 2026 データ集|HubSpot Japan
これからのインサイドセールスでは、定型的な作業はツールに任せ、人にしかできない「相手の事情を汲み取る会話」に時間を使える人が求められます。新しいツールを面倒がらずに試せる人は、仕事の効率と質の両方を上げやすいでしょう。
ここで紹介する特徴に当てはまっても、能力が低いという意味ではありません。力を発揮しやすい場所が別にある、と考えてください。
前述のブライトシーンの調査でも、インサイドセールス経験者の9割以上が「インサイドセールスとフィールドセールスは性質が異なる」と答えています。
断られた相手の言葉が頭から離れず、次の電話をかけるまでに時間がかかる人は、インサイドセールスを負担に感じやすいかもしれません。1日に何十件も連絡する仕事なので、1件ごとに落ち込んでいると、気持ちが持たなくなります。
ただし、慣れや考え方で変わる部分も大きいので、「断られるのは当たり前」と頭で理解したうえで、数字で振り返る習慣をつけると楽になることもあります。
インサイドセールスの多くは、商談の機会をつくったところで営業担当者に引き継ぎます。契約が決まった瞬間に立ち会えないことも多く、「自分で最後まで決めたい」という人には物足りなく感じられるかもしれません。
RevCommの調査では、現役インサイドセールスの48.7%がもともとインサイドセールスへの配属を希望しておらず、そのうち38.1%はフィールドセールスを希望していました。
契約まで自分で担当したい気持ちが強い人は、商談から受注まで担当するタイプの求人を選ぶか、フィールドセールスを目指すほうが満足度は高いでしょう。
顔を合わせて雑談をしながら関係を築き、長く付き合ってもらう営業スタイルが得意な人は、その強みを訪問型の営業で発揮したほうが評価されやすい場合があります。
インサイドセールスでも関係構築は大切ですが、1件あたりにかけられる時間は限られます。じっくり時間をかけて信頼を深める営業が好きな人は、既存顧客を担当するフィールドセールスやアカウント営業も選択肢に入れてみてください。
インサイドセールスでは、記録が残っていないことは、やっていないことと同じように扱われがちです。報告や入力を後回しにする習慣があると、引き継ぎで情報が抜け落ち、チーム全体の成果に影響します。
事務作業が苦手でも、ツールの使い方や時間の決め方で改善できることは多いので、「苦手だから向いていない」と決めつける必要はありません。改善する意思があるかどうかが分かれ目になります。
話す内容を完璧に固めてからでないと電話できない人は、インサイドセールスのスピード感に戸惑うかもしれません。多くの見込み客に連絡する仕事なので、まず話してみて、相手の反応から改善していく進め方が基本になります。
慎重さ自体は長所なので、資料づくりや顧客分析の比重が大きい職種、たとえばマーケティングやカスタマーサクセスで力を発揮できる可能性があります。
同じ「インサイドセールス」という職種名でも、企業によって仕事の中身は大きく違います。どのタイプかによって、向いている人も変わります。
| タイプ | 主な相手 | 主なKPI | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 反響対応型(SDR) | 問い合わせ・資料請求をした見込み客 | 初回連絡の速さ、商談化率 | 相手の関心を素早く聞き取り、丁寧に対応できる人 |
| 新規開拓型(BDR) | まだ接点のない企業 | アポ獲得数、狙った企業の開拓数 | 行動量を苦にせず、断られても粘れる人 |
| オンライン完結型 | 商談〜受注までの顧客 | 受注数、受注率 | 提案から契約まで自分で進めたい人 |
SDR(Sales Development Representative)は、Webサイトからの問い合わせや資料請求など、すでに関心を持っている見込み客に連絡するタイプです。相手が自分から行動しているため、まったくの新規の電話よりは会話が始めやすい傾向があります。
求められるのは、問い合わせから時間を空けずに連絡するスピードと、相手の関心がどこにあるかを聞き取る力です。人の話を聞くのが好きな人、丁寧な対応が得意な人、営業未経験でカスタマーサポートなどの経験がある人に向いています。
BDR(Business Development Representative)は、まだ接点のない企業に自分からアプローチするタイプです。狙った企業のリストをつくり、電話やメール、手紙などを組み合わせて接点をつくります。
断られる回数はSDRより多くなりやすいので、行動量を苦にしない人、断られても工夫して粘れる人に向いています。外回りで新規開拓をしてきた営業経験者は、リストの選び方やアプローチの組み立てで経験を活かしやすいタイプです。
企業によっては、インサイドセールスが訪問せずにWeb会議で商談し、契約まで担当することもあります。比較的単価の低い商材や、仕組みがシンプルなサービスで多く見られる形です。
提案から契約まで自分で進められるので、「最後まで自分で決めたい」という人や、フィールドセールスの経験を活かしつつ移動の負担を減らしたい人に向いています。求人票では「インサイドセールス」と書かれていても実際はこのタイプのこともあるので、仕事内容の欄をよく確認しましょう。
次の12の質問に「はい」か「いいえ」で答えてみてください。性格だけでなく、普段の行動の習慣も含めて確認できるようにしています。
「はい」が9個以上の人は、インサイドセールスに向いている可能性が高いといえます。次は、気になる求人がSDR・BDR・オンライン完結型のどれに当たるかを確認し、自分の強みに合うタイプを選びましょう。
「はい」が5〜8個の人は、タイプや職場によって向き不向きが分かれます。「いいえ」と答えた項目が、ツールや慣れで補えるものか、自分の価値観に関わるものかを分けて考えてみてください。たとえば、6や9は慣れで変わりやすい項目ですが、11は価値観に関わる項目です。
「はい」が4個以下の人は、インサイドセールス以外の営業職や、別の職種のほうが力を発揮しやすいかもしれません。後半で紹介するキャリアの選択肢もあわせて検討してみてください。
インサイドセールスについて調べると、「やめとけ」「病む」といった言葉が目に入ることがあります。不安を感じるのは自然なことなので、なぜそう言われるのかを整理し、実際のデータもあわせて見ていきます。
前述のとおり、電話がつながるのは2回に1回程度で、話が続くのは5回に1回ほどです。この数字を知らないまま入社すると、「自分が悪いのではないか」と感じやすくなります。断られる数の多さは、多くの人が最初につらいと感じるポイントです。
架電数や商談化率が毎日見えるので、目標に届いていない状態がはっきりわかります。RevCommの調査では、仕事で壁にぶつかった人のうち、「社内の目標が高すぎる(達成できない人の方が多数)」を挙げた人が22.6%、「個人で業務を進めるため、孤独を感じる」を挙げた人が20.4%いました。
インサイドセールスがつくった商談は、フィールドセールスが受注まで進めます。同じ調査では、壁にぶつかった人のうち38.3%が「自分が進めた商談が、成約にまで結びつかない」ことを挙げています。自分の仕事がどう売上につながったのか見えにくいことが、やりがいを感じにくい原因になることがあります。
一方で、RevCommの調査では、経験2年目以上のインサイドセールスの85.8%が「インサイドセールスを経験してよかった」と答えています。理由としては、「ヒアリング力が身についた」69.5%に続き、「商談を通して相手から信頼してもらえるようなスキルが身についた」35.5%、「仮説構築力が身についた」35.1%が挙がりました。
つらさがある一方で、営業職として長く役立つ力が身につく仕事だということも、データからは読み取れます。
つらさの多くは、仕事そのものより、職場の仕組みによって大きくなったり小さくなったりします。次のような職場では、ひとりで抱え込みにくくなります。
求人票や面接でこうした点を確認しておくと、「入ってみたら思っていたのと違った」という失敗を減らせます。具体的な確認方法は、後の「応募前に向き不向きを見極める方法」で紹介します。
ブライトシーンの調査では、インサイドセールス経験者の6割以上が「フィールドセールスが苦手でもインサイドセールスなら活躍できると思う」と答えています。今の経験をどう活かせるかを、経験別に整理しておきましょう。
法人営業の経験がある人は、商談の流れや、決裁者が誰かを見極める感覚をすでに持っています。インサイドセールスでは、「この見込み客は今商談にすべきか、まだ情報提供を続けるべきか」を判断する場面が多く、この感覚がそのまま役立ちます。
また、フィールドセールスが何を求めているかを知っているので、引き継ぐ情報の質を上げやすいのも強みです。面接では、外回りで培った顧客理解を、非対面でどう活かすかを具体的に話せると評価されやすくなります。
個人向けの営業や販売職の経験がある人は、短い時間で相手の要望をつかみ、提案につなげる力を持っています。来店客やお客様との会話で、相手の様子から必要なものを察する経験は、インサイドセールスのヒアリングでも活かせます。
法人向けの仕事が初めての場合は、相手の会社の中で誰が決めるのか、どんな手順で導入が決まるのかといった、法人特有の購買の流れを学ぶことが最初の課題になります。
事務やカスタマーサポートの経験がある人は、記録の正確さや、電話やメールでの丁寧な対応にすでに慣れています。これはインサイドセールスの土台になる力です。
特に反響対応型(SDR)は、問い合わせへの対応が中心なので、カスタマーサポートの経験と相性がよいタイプです。営業目標を持って働くことに慣れていない場合は、数字で振り返る習慣を少しずつ身につけていきましょう。
営業経験がまったくない場合でも、インサイドセールスに挑戦することは可能です。その場合は、次の準備をしておくと面接で話しやすくなります。
未経験からの転職では、研修の有無や、最初にどのタイプの仕事を任されるかが入社後の働きやすさを左右します。求人票だけで判断しにくい場合は、転職エージェントに確認を頼むのもひとつの方法です。
インサイドセールスは、企業によって仕事の中身や評価のされ方が大きく違う職種です。自分に向いているかどうかは、性格だけでなく、どの職場を選ぶかによっても変わります。応募前に次の点を確認しておきましょう。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 担当するタイプ | 反響対応(SDR)か、新規開拓(BDR)か、受注まで担当するか |
| KPI(評価の指標) | 架電数だけか、商談化率や受注につながった件数も見るか |
| 商材と単価 | 何を売るのか、1件あたりの金額は大きいか小さいか |
| 見込み客の供給元 | マーケティング部門から見込み客が渡されるか、自分でリストをつくるか |
| 働き方 | 出社の頻度、リモートの可否、研修の内容 |
特にKPIは、入社後の働き方を大きく左右します。架電数だけが目標になっている職場では、量をこなすことが中心になりやすく、商談化率や受注への貢献まで評価する職場では、工夫や改善が評価されやすくなります。
求人票に書かれていないことは、面接で確認しましょう。次のような質問は、仕事の実態を知るうえで役立ちます。
こうした質問は、条件だけを気にしているという印象にはなりにくく、仕事への関心の高さとして受け取られることが多いものです。聞きにくい内容がある場合は、転職エージェントを通じて確認してもらう方法もあります。
インサイドセールスは訪問をしない仕事なので、「フルリモートで働ける」というイメージを持つ人も多いでしょう。ブライトシーンの調査でも、インサイドセールスの特徴として「どのような場所からでも行うことができる」を挙げた人が42.7%いました。
ただし、HubSpot Japanの2026年の調査では、法人営業を行う側の出社頻度はフルリモートが9%で、9割以上が出社しており、「週5日以上」の出社が58%を占めています。インサイドセールスに限った数字ではありませんが、営業組織全体では出社が中心であることがわかります。
[参照元]HubSpot年次調査:日本の営業に関する意識・実態調査 2026 データ集|HubSpot Japan
リモートで働けることを重視する人は、求人票の勤務形態の欄と、入社後すぐからリモートが可能かどうかを、応募前に確認しておきましょう。
インサイドセールスが合わないと感じても、それまでの経験が無駄になるわけではありません。RevCommの調査では、インサイドセールスからの次のキャリアとして「フィールドセールスに変更」24.5%、「他部署への異動」21.5%、「インサイドセールスのまま」20.3%という回答でした。
インサイドセールスで身につけたヒアリング力や、見込み客を見極める力は、フィールドセールスでも役立ちます。契約まで自分で担当したい人、対面での関係づくりに強みがある人には自然な選択肢です。
カスタマーサクセスは、契約後の顧客がサービスを使いこなせるよう支援する仕事です。インサイドセールスで培った電話やWeb会議での対応力を活かせます。また、どんな見込み客が商談につながりやすいかを知っている経験は、マーケティングでも役立ちます。
インサイドセールスの仕事自体は好きでも、今の職場が合わないというケースもあります。その場合は、仕組みが整った別の会社に移ったり、チームの目標設計や育成を担うマネージャーを目指したりする道もあります。数字で改善する経験を積んだ人は、チームづくりの場面でもその経験を活かせます。
インサイドセールスは、同じ職種名でも企業によって仕事の中身が違うため、求人票だけで判断しにくい職種です。KPIやチームの体制など、求人票に書かれていない内容を確認したいときは、転職エージェントへの相談も選択肢になります。
ここでは、次の3つの基準で相談先を選びました。
| サービス名 | 運営会社 | 特化領域 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| リクルートエージェント | 株式会社インディードリクルートパートナーズ | 総合型 | 業界をまたいで求人を比べたい人 |
| マイナビエージェント | 株式会社マイナビ | 総合型 | インサイドセールスに絞って探したい人 |
| Geekly | 株式会社ギークリー | IT・Web・ゲーム業界 | IT業界のインサイドセールスを目指す人 |
| ジェイック | 株式会社ジェイック | 20代の未経験者 | 未経験から営業職を始めたい20代 |
リクルートエージェントは、業界や職種を限定せずに求人を扱う総合型の転職エージェントです。SaaS、人材、広告、メーカーなど、インサイドセールスを置いている業界は幅広く、業界ごとに担当するタイプやKPIが異なります。
インサイドセールスにはどんな求人があるのか、まだ全体像がつかめていない人は、まず業界をまたいで求人を比べることで、自分に合うタイプが見えてきます。
担当者に希望を伝える際は、「反響対応型を希望」「受注まで担当したい」など、この記事で整理したタイプを伝えると、紹介される求人を絞り込みやすくなります。ただし、特定の業界の内情を深く知りたい場合は、業界特化型との併用も検討しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
| 特化領域 | 全業界・全職種(総合型) |
| 主な特徴 | 業界を限定せず求人を比較できる/営業職の求人も扱う |
| おすすめの人 | インサイドセールスの求人を幅広く見比べてから絞り込みたい人 |
マイナビエージェントは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。公式サイトの求人情報では職種として「インサイドセールス」が区分されており、営業職の中でもインサイドセールスの求人に絞って確認できます(2026年10月時点・公式サイト)。
インサイドセールスに応募先をある程度絞っている人にとっては、職種名で求人を探せることが比較の手間を減らします。面談では、求人票の仕事内容欄だけでは分からない、担当するタイプや評価の指標について確認を相談するとよいでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
| 特化領域 | 総合型 |
| 主な特徴 | 職種区分に「インサイドセールス」があり求人を絞って探せる |
| おすすめの人 | インサイドセールスに職種を絞って応募先を比べたい人 |
Geeklyは、株式会社ギークリーが運営する、IT・Web・ゲーム業界に特化した人材紹介サービスです。インサイドセールスは、SaaS(インターネット経由で使うソフトウェア)企業を中心に、IT業界で多く採用されている職種です。
IT業界のインサイドセールスでは、扱うサービスの種類や、マーケティング・営業・カスタマーサクセスの分業がどこまで進んでいるかによって、仕事の中身が変わります。IT業界に絞って求人を扱うエージェントであれば、こうした業界特有の違いを前提に相談を進めやすくなります。ただし、IT・Web・ゲーム以外の業界の求人を探している人には向きません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ギークリー |
| 特化領域 | IT・Web・ゲーム業界 |
| 主な特徴 | IT業界に絞った人材紹介/業界の分業体制を前提に相談できる |
| おすすめの人 | SaaSなどIT業界のインサイドセールスを目指す人 |
ジェイックは、20代向けの就職支援を行う株式会社ジェイックのサービスです。2005年に営業職への就職支援として始まった「営業カレッジ」を前身とし、2018年に「就職カレッジ」へ名称を変え、営業職以外にも紹介先を広げています。就職講座から集団面接会までを無料で提供しているのが特徴です。
社会人経験が浅い人や、正社員としての営業経験がない人は、講座でビジネスの基礎を学んでから応募先を選べます。インサイドセールスの求人があるかどうかは時期によって変わるため、面談で確認しましょう。ただし、30代以上で営業経験がある人は、ほかのエージェントのほうが合うことが多いでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ジェイック |
| 特化領域 | 20代のフリーター・既卒・第二新卒 |
| 主な特徴 | 無料の就職講座と集団面接会/営業職の就職支援から始まったサービス |
| おすすめの人 | 20代で、未経験から営業職・インサイドセールスに挑戦したい人 |
1社だけでなく、総合型と特化型を1社ずつ併用すると、求人の幅と業界の情報の両方を得やすくなります。
同じではありません。テレアポは、電話でアポイントを取ることそのものが目的の仕事です。インサイドセールスは、電話やメールで見込み客と継続的にやり取りし、購入の可能性が高まったタイミングで商談につなげる仕事です。すぐに商談にならない相手にも、情報提供を続けて関係を育てる点が大きな違いです。
件数は、企業やタイプによって大きく異なります。新規開拓型(BDR)では件数が多くなりやすく、反響対応型(SDR)では件数より対応の速さや質が重視される傾向があります。目安を知りたい場合は、面接で「1日の架電件数の目安」を確認するのが確実です。なお、amptalk株式会社の調査では、電話がつながる確率は業界を問わず50%程度とされています。
[参照元]4万件以上の架電データから産業別・役職別で理想の架電時間を分析!【Zoom Phoneによるインサイドセールスの架電レポート】|ASCII STARTUP(amptalk株式会社プレスリリース)
インサイドセールスだけに絞った公的な年収統計はありません。参考として、dodaの「平均年収ランキング2025」では、2024年9月〜2025年8月にdodaへ登録した約60万人の平均年収は429万円でした。インサイドセールスの年収は、業界や企業規模、インセンティブ(成果に応じた報酬)の有無で幅が大きいため、求人票の年収と評価制度をあわせて確認しましょう。
[参照元]平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】 日本のビジネスパーソンの平均年収は?|doda
HubSpot Japanの2026年の調査では、法人営業を行う企業のインサイドセールス導入率は39.5%で、2021年以降大きな変化は見られていません。導入が一気に広がっている段階ではありませんが、非訪問型の営業が一定の割合で定着していることがわかります。また、AIの普及で定型作業は自動化が進む一方、相手の事情を汲み取る会話は人に期待され続けています。こうした力を磨いていけば、職種が変わっても通用する経験になります。
[参照元]HubSpot年次調査:日本の営業に関する意識・実態調査 2026 データ集|HubSpot Japan
未経験からでも転職は可能です。特に、反響対応型(SDR)は問い合わせへの対応が中心なので、カスタマーサポートや販売職の経験を活かしやすいタイプです。研修の内容や、最初に任される業務を応募前に確認しておくと安心です。
います。RevCommの調査では、経験2年目以上のインサイドセールスの85.8%が「経験してよかった」と答えています。自分の工夫が商談化率などの数字にすぐ表れるので、改善を繰り返すことが好きな人は、手応えを感じやすい仕事です。
[参照元]2年目以上のインサイドセールス、経験してよかった理由の最多は「ヒアリング力が身についた」69.5%|株式会社RevComm(共同通信PRワイヤー)
インサイドセールスに向いているのは、断られても気持ちを切り替え、自分の数字で振り返ってやり方を変えられる人です。聞く力、非対面で信頼をつくる力、記録や連携を大切にする姿勢も、この仕事で成果を出すために欠かせません。
一方で、向いていない特徴に当てはまっても、それは能力の問題ではなく、力を発揮しやすい場所の違いです。同じインサイドセールスでも、反響対応型・新規開拓型・オンライン完結型で求められる適性は変わります。
迷っている人は、次の3つから始めてみてください。
自分に合うタイプと職場を選べれば、インサイドセールスは営業職として長く役立つ力が身につく仕事です。向き不向きを確かめたうえで、納得できる一歩を踏み出してください。