第二新卒で未経験のコンサル業界に転職する際の注意点と求められる素質

第二新卒_コンサル
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コンサル業界というと、高年収の代名詞として新卒にも転職希望者にも憧れている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。下記はマイナビ転職が調査した【職種別 モデル年収平均ランキング】ですが、ご覧のようにコンサルタント職が年収ランキングのトップ30に多くランクインしていることがわかります。

順位職種名職種分類モデル年収(平均)
1コンサルタント(経営戦略)コンサルタント・金融・不動産専門職1,358万円
2システムアナリストITエンジニア1,223万円
3営業マネジャー・営業管理職営業1,031万円
4不動産営業コンサルタント・金融・不動産専門職1,013万円
5システムコンサルタント(業務系)ITエンジニア987万円
6クリエイティブディレクタークリエイティブ905万円
7用地仕入コンサルタント・金融・不動産専門職878万円
8営業・企画営業(個人向け)営業867万円
9オペレーター・アポインター営業822万円
10投資銀行業務(インベストバンキング)コンサルタント・金融・不動産専門職793万円
11金融営業(個人)・リテール・FPコンサルタント・金融・不動産専門職791万円
12セールスエンジニア・FAE(その他)電気・電子・機械・半導体745万円
13セキュリティコンサルタントITエンジニア731万円
14弁理士・特許技術者コンサルタント・金融・不動産専門職725万円
15プロジェクトマネジャー・リーダー(WEB・オープン・モバイル系)ITエンジニア724万円
16コンサルタント(営業・マーケティング)コンサルタント・金融・不動産専門職723万円
17金融営業(代理店)・パートナーセールスコンサルタント・金融・不動産専門職720万円
18内勤営業・カウンターセールス営業716万円
19税理士コンサルタント・金融・不動産専門職700万円
20研究(基礎・シーズ探索・スクリーニング)医薬・食品・化学・素材688万円
21情報アーキテクト・UI/UXデザイナーWEB・インターネット・ゲーム676万円
22記者・ライタークリエイティブ673万円
23プリセールス・セールスエンジニアITエンジニア659万円
24アナウンサー・イベントコンパニオン・モデル・俳優クリエイティブ653万円
25コンサルタント(生産・物流)コンサルタント・金融・不動産専門職650万円
26コピーライタークリエイティブ650万円
27土木設計建築・土木643万円
28コンサルタント(組織・人事)コンサルタント・金融・不動産専門職631万円
29特許技術・調査建築・土木629万円
30コンサルタント(業務プロセス)コンサルタント・金融・不動産専門職626万円
31品質管理(ソフトウェア・ネットワーク)ITエンジニア626万円
マイナビ転職|2023年版 職種別 モデル年収平均ランキング

では、第二新卒のタイミングで転職する際、未経験のコンサル業界に転職することは果たして可能なのでしょうか。

今回は、第二新卒でコンサルに転職するのがお勧めの人の特徴や未経験でコンサルに転職する際に知っておくべき注意点、そして未経験の第二新卒がコンサルに転職する際求められる素質について解説していきます。

これからコンサルへの転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

CONTENTS

第二新卒でコンサル業界・コンサルタントに転職は可能か

厚生労働省の定義によると第二新卒者とは、一般的に新卒で入社して3年未満で転職する人のことを言い、4年制大学を卒業したと想定すると25~26歳ぐらいまでになります

「第二新卒者」とは、それぞれの企業の中で第二新卒の定義がある場合にはその定義によるものとし、特に定義がない場合は、学校(高校、専門学校、短大、高専、大学、大学院)卒業後、おおむね
3年以内の者とした(学校卒業後すぐに就職する新卒者は除く。また、職務経験の有無は問わない)。

引用元:厚生労働省|資料1 | 若年者雇用を取り巻く現状

ただ、第二新卒を募集する会社によっては独自の定義を設けているケースも多いです。

第二新卒でコンサル業界への転職は可能

第二新卒で転職するのは難しいと言われることもありますが、実際には年齢の若さや柔軟性があるので、転職市場において比較的需要が高い傾向にあります。

そして、「第二新卒でコンサルに転職することはできるのか?」という不安に対しては、結論から言うと、コンサルへの転職は可能です。

というよりも、第二新卒の採用はコンサルティング業界でも盛んにおこなわれているため、しっかりと準備をしていけばコンサルへの転職を成功させることは十分に可能なのです。

コンサル会社で第二新卒が求められる役割とは

コンサル会社で第二新卒を採用する場合、新卒とほぼ同じようなポジションで採用することになるでしょう。

そのため、求められる役割は、コンサルタントとして一人前に仕事ができるように基礎スキルをしっかりと身に付ける事です。具体的には、「他社事例の調査」「アンケートやデータの分析」「インタビューの実施と分析」「スライド単位での資料作成」などの業務を任されることになるでしょう。

このようなことが求められているので、スキルや経験よりも、コンサルタントとして働きたいという熱意や、コミュニケーション能力などのほうが重要になります。

コンサルタントに求められる素質については後ほどの章【未経験の第二新卒がコンサル業界に求められる素質とは】 で詳しく解説していきます。

第二新卒でコンサルへ転職するのがおすすめの人の特徴7選

コンサルへの転職に憧れている人は多いと思いますが、ここでは、コンサルに転職すると能力を発揮しやすい人やコンサルで働くほうが向いていると言える人の特徴をご紹介していきます。

以下にご紹介する内容に当てはまるものがあれば、コンサルへの転職を本格的に検討することをお勧めします。

圧倒的な成果を出したい人

コンサルタントという仕事は、企業の課題解決をなりわいとし「現状分析と課題の把握」「課題に関する情報の収集」「具体的な策定実行・支援」の3つが挙げられます。規模が大きくなれば分野・種類・役職ごとに仕事内容が細かく分かれていることもポイントですが、基本的にはクライアントとコミュニケーションをとりながら進める営業職です。

コンサルタントの年収が高い理由の一つがインセンティブです。企業から支払われる費用に対し数%がコンサルタントの給与として上乗せされます。つまり、成果次第で高額収入が見込める給与体系なのが高年収の仕組みです。

また、多くの企業に見られる年功序列の風潮はなく、個人の成績によってインセンティブが加算されるため、圧倒的な成果を出したい方に向いています。国内コンサルティングファームと外資系コンサルティングファームでは、外資系の方が成果報酬型の側面が強く、高い年収を得ることが期待できます。

大企業で仕事の裁量が与えられていない

大企業だと縦割り分担がしっかりしていますし、業務が細分化されてあまり大きな仕事を任せてもらえることが少ない傾向にあります。実績や経験を積んで年齢が上がっていけば大企業でも裁量を与えてもらえますが、第二新卒の年齢では厳しいと言えます。

そのため、チャンレンジングかつ緊急度の高い仕事を新人でもどんどん与えられるようなコンサルに転職することで「仕事の裁量が与えられなくて仕事にやりがいを持てない」という悩みを解決してくれるでしょう。

簡単すぎる仕事しか与えられない

一部の大企業では、人数を余分に取りすぎたり、新人の教育に割く時間を取れなかったりして、新人に任せられるような適切な仕事がなく、簡単すぎる仕事しか与えていないという会社もあります。

そのような会社で働いていると、「せっかく熱意をもって入社したのに、簡単すぎる仕事しかさせてもらえずに、スキルも全然あがらない」という悩みを抱えるようになってしまうでしょう。

コンサルに転職すればかなりの確率で忙しい仕事、難しい仕事を任せてもらえるようになるため、暇で退屈だと感じることはほとんどなくなるはずです。

会社に将来性を感じられない

大企業で有名な会社であっても、今の時代いつ潰れたり業績が悪化したりするかわかりません。親世代だと「大企業なら安心」と思っている方もいまだに少なくありませんが、実際はどんなに大きい会社でも、時代に即していなければ将来性がある会社だとは言えません。

「会社に将来性がない」と感じているのであれば、いつまでも会社にしがみつく必要はなく、転職して自分のスキルや実績を磨くチャンスをつかむほうがいいでしょう。

コンサルで働ければ、プロジェクトが変わるごとに扱う業界も変わりますので、将来性のある会社を見極める目を養うこともできてくるはずです。

年功序列が性に合っていない

日本の大企業は今だに年功序列の制度になっていることが多いでしょう。年齢が上がれば会社での地位やお給料も上がっていきますが、年齢が若いうちはどれほど成績を上げようとも、地位が上がることもお給料が上がることも難しい環境です。

反対に、年齢が上がれば、たとえ仕事があまりできなくても年齢が上というだけで給料も多少上がっていきますので、そのような制度があっているという人もいるでしょう。

しかし、成果や実績を上げて年収も上げていきたい!という若い第二新卒の方は、実力主義のコンサルのほうが断線、性に合う環境だと言えるはずです。

尊敬できる上司がいない

尊敬できる上司がいない、周りの同僚たちのやる気がなくてモチベーションの維持が難しい、というのも転職したいと思うきっかけですよね。

コンサルに転職すれば尊敬できる上司のもとで絶対に働けるのかと言えば、100%そうだとは言えません。

ただ、コンサルでは実力を出さなければ出世もできない実力主義であることが多いので、仕事ができないままだと会社に居づらくなり、そのような人が上司として残っている可能性は低いと言えます。

また、コンサルでは担当するプロジェクトごとに上司が変わるため、通常の会社よりもいろいろな上司に出会うことができます。

市場価値の高いスキルが身に付けられていない

第二新卒で転職を考える人の中には、「今の会社にいても市場価値の高いスキルが身につかないのではないか」と不安に思っている方も多いでしょう。だからこそ転職を考えているのだと思いますが、そういう方にはコンサルはお勧めの職種です。

もちろん、コンサルに入っても目的意識をもってスキルを積極的に身に付けようとしなければ、勝手に市場価値の高いビジネスマンになっていることはありえませんが、コンサルには意識の高い人が集まっている傾向にあるので、周りにいい影響を受けながら勉強や仕事に励むことができるでしょう。

コンサル業界の詳細9種|コンサルト一言でいってもいろいろな種類がある

ここまでは一様に「コンサル」とまとめて説明してきましたが、コンサルと言ってもいろいろと種類があります。大きく分けると『戦略系』『IT系』『組織人事系』の3つになるのですが、細かく分類すると結構な数になります。

どのような種類があるのか、該当する会社にはどのような会社があるのかをご紹介しながら説明していきます。

戦略系コンサルティング

企業が直面する経営上の課題を解決するための戦略策定やアドバイスを行うようなコンサル会社のことを、戦略系コンサルティングと呼びます。

近年ではただ単に戦略を考えて提案するだけではなく、クライアントである企業の内に入って実行まで支援するコンサル会社が増えています。

  • マッキンゼー・アンド・カンパニー
  • ボストン コンサルティング グループ
  • ベイン・アンド・カンパニー など

IT系コンサルティング

IT系コンサルは、IT分野に問題を抱えている、もしくは今ある問題の解決をIT技術によって解決していきたいというクライアントに対して、問題の原因分析や解決策の提案、実際のシステム導入・改善までを行うことで、問題の解決を目指しているコンサルティングです。

  • ガートナージャパン
  • アクセンチュア
  • フューチャーアーキテクト
  • 日本IBM など

ITベンダー系コンサルティング

ソフトウェア、ハードウェアのメーカーやベンダーは自社商品の付加価値として性能や値段だけでなく、サービスとしてのコンサルティングに力を入れてきています。そのような会社がITベンダー系コンサルティングです。

  • NTTデータ
  • アバナード
  • SAP など

総合系コンサルティング

総合系コンサルとは、トップマネジメント層から一般社員層まで会社全体が抱えている課題を、戦略立案などの最上流からシステム構築・運用までを一気通貫で行っているコンサルティング会社のことを言います。

幅広い業界や、幅広いテーマに対してコンサルティングを提供しているという特徴があります。

  • デロイトトーマツコンサルティング
  • ベイカレントコンサルティング
  • アビームコンサルティング
  • PwCコンサルティング など

組織人事系コンサルティング

組織人事系コンサルティングとは、企業の組織ビジョンや人事戦略の策定、人事制度構築などを専門的に手掛けているコンサルティング会社です。

最近では成果主義人事や次世代リーダーの育成、企業再編・再生といった内容の依頼が多くなっていて制度導入前の組織変革や導入後の定着化といったことにも力をいれています。

  • リンクアンドモチベーション
  • リクルートマネジメントソリューションズ
  • マーサージャパン など

シンクタンク系コンサルティング

シンクタンク系コンサルティングとは、大手証券会社やメガバンクなどを親会社に持ち、大手企業グループの総合力をいかした活動に強みを持っているコンサルティング会社です。

民間企業向けの経営コンサルティングや官公庁向けのリサーチなど幅広く行っています。

  • NTTデータ経営研究所
  • 三菱UFJ リサーチ&コンサルティング
  • 野村総合研究所 など

医療・ヘルスケア系コンサルティング

医療系・ヘルスケア系コンサルティングとは、病院や介護施設などの医療機関や、医薬品・医療機器メーカーが抱えている経営課題に対して、具体的な解決策の提案や支援を行うコンサルティング会社です。

対象とするのを医療機関なのか、医薬品・医療機器メーカーなのかによってコンサルティングの内容や進め方に違いが出てきます。

  • 例:KPMGヘルスケアジャパン
  • NSパートナーズ
  • エムスリーキャリア など

財務系コンサルティング

財務系コンサルティングは、財務や会計分野に特化したコンサルティング会社で業務プロセスの改善や、資金調達、投資戦略立案、M&Aに関するアドバイスをすることが主な仕事です。

  • GCA
  • エスネットワークス
  • PwCアドバイザリー など

業界特化系コンサルティング

業界特化系コンサルティングとは、特定の業務や業界に特化したコンサルティングを行う会社です。

グローバル化に伴ったリスクマネジメントに特化したコンサルティングや社会のIT化に伴ったWEBマーケティングに特化したコンサルティングなどがあります。

より深く入り込んだコンサルティングを提供できることが強みなのでコンサルタントとして、ジェネラリストではなくスペシャリストを目指す方にはお勧めです。

  • シンクプレスコンサルティング
  • ビービット
  • ニュートン・コンサルティング など

企業再生系コンサルティング

企業再生系コンサルティングは、業績不振に陥っていたり、資金不足に悩んでいたりする会社の内部まで入り込み、金融債権者などの間に入って再生サポートをし、実際にその企業内での肩書きで業務改善や事業再生のコンサルティングを行っている会社です。

  • フロンティア・マネジメント
  • 山田コンサルティンググループ
  • アリックスパートナーズ など

第二新卒で未経験のコンサル業界に転職する際に注意すべきこと

第二新卒の未経験であってもコンサルに転職することは可能ですが、転職活動を行う前に知っておくべき注意点があります。

新卒で入った会社での経験はほぼ活かせない

コンサルタントはプレイヤーではなく、あくまでもアドバイザーの立場なので、アドバイザーとして必要なスキルや経験を積む必要があります。そのため、たとえば今の会社で営業として素晴らしい実績を残せていたとしてもアドバイザーであるコンサルタントとして活躍できるかどうかは別問題です。

例えば新規のルート営業ばかりをやっていて、契約締結後の運用やサポート経験をしていない場合、コンサルタントして数多ある選択肢の中から、取捨選択し、クライアントにあった提案をするのは難しいかもしれません。

これが経験者採用であれば転職は難しいですが、第二新卒であればある程度の教育体制、先輩社員からサポートを受けながら『コンサルタントとしての考え方』を学ぶことができますので、それほど悲観することはないと思います。

面接対策は新卒の時よりも念入りに

コンサル会社が第二新卒を採用する際、ほぼ新卒と同じポジションでの採用になることはすでにお伝えしましたが、新卒と違うのは一度他の会社に入ったという事です。

そのため、採用する会社側は「またすぐに辞めてしまうのではないか」と不安に感じることがあります。面接では必ずと言っていいほど退職理由を聞かれますので、退職理由が正当なものだと思ってもらえるように、しっかりと面接対策は行っておくことが大切です。

志望理由の重要度がかなり高い

コンサルに転職する際は、志望理由についてじっくりと考え、自分の言葉でしっかりと伝えられるようにしておかなければいけません。

志望するコンサル会社への理解が浅いと「ほかのコンサルティング会社でもいいのでは?」と思われてしまいます。コンサルティング会社といってもたくさんありますので「なぜ御社なのか」ということを事実に基づいて伝えられるようにしておいてください。

転職初期は時給換算すると割に合わない可能性もある

コンサルというと、給料が良いというイメージを持っている人も多いでしょう。それがコンサルの魅力の一つでもありますし、確かに高額な給料をもらっている人が多いのも事実です。

しかし、実際には仕事の忙しさや勤務時間の中さを考えると、時給換算したときに、それほど給料が良いとは言えないのでは?ということも考えられます。特に最初のうちは効率も良くないのでそう感じることも多いでしょう。

未経験の第二新卒がコンサル業界に求められる素質は4つだけ

コンサルと一言で言ってもいろいろな種類がありますし、世の中はたくさんのコンサルティング会社がありますが、どのコンサルティング会社でも求められる共通の人物像があります。

コンサル業界で求められる素質とはどのようなものなのでしょうか。

ハードワークに耐えられる体力

身も蓋も無い話ですが、コンサルタントの仕事は肉体的にも精神的にもかなりハードです。クライアントの高い要望に応えるため、短期間でクライアントよりも深い業務知識を得て、適切にコンサルティングを行うためには、かなりのハードワークが求められます。

第二新卒に求められる最も大きな要素は、このハードワークに耐えうるハードな肉体と精神だと言っても過言ではないでしょう。

ロジカルシンキングスキル

ロジカルシンキング=論理的思考はコンサルタントとして生きていくうえで必要不可欠なスキルです。ロジカルシンキングなどの思考方法がなくては、コンサルタントとして生きていくのは難しいでしょう。

ただこれは決して数字に強いという意味ではなく、

  1. 課題に対してどこまで深掘りをして考えられるか
  2. 何が課題なのか、ポイントを見抜くちから
  3. 一つの選択肢にとらわれず、この方法ならどうかというシミュレーション能力 など

1+1が必ずしも2の世界ではないので、柔軟性を持って考える思考力が大事、という意味です。

コミュニケーション能力

コンサルタントはプロジェクトを進める際、クライアントの持つビジネスの課題に対してヒアリングを行い、クライアントの問題がどこにあるのかを見つけ出さなければいけません。

また、クライアントだけでなく、チームのメンバーとも常にコミュニケーションを取り合ってプロジェクトを進めなければならず、プロジェクトが成功するかどうかは、クライアントをはじめ周囲の人間とどれだけうまくコミュニケーションがとれるかにかかっています。

コンサルティングに求められるコミュニケーション能力とは、相手の言いたいことを正しく理解し、自分の意見を正しく表現できる能力や、自分と違う意見を受け入れられる柔軟さ、相手をひきつける人間的魅力が必要とされるのです。

仕事に対する強い責任感

コンサルタントには仕事に対する強い責任感も求められます。

与えられた仕事をこなすのは当たり前で、それ以上にクライアントの期待を超えるような付加価値を常に生み出し、期待以上の仕事をしなければなりません。

常に、「自分がチームを引っ張っていく」というくらいの強い責任感と使命感を持って仕事に立ち向かうことが求められます。

コンサルへの転職は面接対策が肝|面接で特に聞かれやすいこと

転職活動において、面接が最も緊張する場面ではないでしょうか。しかし、面接に成功するかどうかが転職に成功するかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。

ここでは、面接で特に聞かれやすいことと、それをうまく答えるためのコツをご紹介していきます。

1社目を辞める退職理由

コンサルへの転職に限ったことではありませんが、第二新卒で転職する際は、1社目を辞める退職理由について特にしっかりと考えて対策しなければいけません。

第二新卒に対して、会社側は「入社してもまたすぐに辞めてしまうのではないか」「嫌なことがあるとすぐに逃げ出してしまうのではないか」と不安に感じていることが多いです。

そのため、採用する会社が納得できるような退職理由について検討していくことや、退職理由をポジティブな伝え方にすることが大切です。

コンサルに転職したい理由

面接では、「なぜコンサルに転職したいのか」を聞かれるでしょう。未経験での転職であれば特に聞かれるはずです。

コンサルに転職したい理由については、退職理由と一貫性を持たせることが大切です。

自分なりの将来図を描き、将来の自分のキャリアにはコンサルティングのスキルやコンサルタントとしての経歴が必要だということを具体的に伝えると、志望動機として印象がいいでしょう。

そのファームに転職したい理由

コンサル業界への志望動機をうまく伝えることだけでなく、なぜそのファームに転職したいのかという理由をしっかりと伝えることが大切です。

コンサルといってもたくさんの企業があり、多くの種類があります。なぜその業界のそのファームを選んで志望したのかを、競合ファームとの差別化ポイントから伝えたり、そのファームの強みを伝えたりすることで、事実に基づいて伝えられるようにしておきましょう。

第二新卒でコンサルを目指すならおすすめの転職エージェント5社

第二新卒で未経験のコンサルに転職を考えているのであれば、事前の下調べや情報収集は必要不可欠です。それらは自分一人で行うのはハードルが高いため、転職エージェントをうまく活用することがお勧めです。

コンサルの種類によっても、必要とされるスキルや資格、印象の良い志望動機も異なりますので転職エージェントのサポートを受けながら進めていくのが安心ですね。

下記では、コンサル業界の転職に強いおすすめの転職エージェントをいくつかご紹介します。

ムービン

ムービン
公式サイト:https://www.movin.co.jp/

ムービン(ムービン・ストラテジック・キャリア)は、銀行・証券・保険・不動産・リースなど、金融業界のコンサルタント転職支援で高い実績を誇る転職エージェントです。

国内コンサルティングファームの大半を網羅しているため、自分に合ったファームの求人が見つかるでしょう。コンサル未経験からの転職にも強いため、財務コンサルに挑戦したい方にも向いています

求人例

企業名アクセンチュア
ポジションカスタマーフロントコンサルタント
仕事内容顧客(生活者/消費者、法人顧客および従業員)が求める提供価値/体験を再定義し、新たな商品/サービスの企画・開発や、それを実現するための企業変革全般の計画立案・実現支援を担います。
想定年収・600万円~/アナリスト(20代前半)
・900万円~/コンサルタント(20代後半)
・1200万円~/マネジャー(30代前半)
企業名FIELD MANAGEMENT STRATEGY
ポジション戦略コンサルタント
仕事内容戦略コンサルティング業務に従事していただきます。高難易度の経営トップアジェンダに対して「経営参謀」として経営者に寄り添い、実現可能な解決策を立案します。
想定年収非公開

KOTORA(コトラ)

コトラ
公式サイト:https://www.kotora.jp/

コトラは、コンサル業界や金融業界、ハイクラス転職支援に強みをもつ転職エージェントです。

金融業界を熟知したコンサルタントが的確なアドバイスを提供しているため、金融業界で財務コンサルとして活躍したい場合に向いています。外資系から日系、専門金融会社やファンド運営会社まで幅広い金融求人を扱っています。

求人例

企業名新興日系コンサルティングファームにおけるコンサルタント(第二新卒)
ポジションアナリスト、コンサルタント、シニアコンサルタント
仕事内容あらゆる業界のクライアントに対し、コンサルティングサービスにとどまらないビジネスモデルにより、ビジネスとデジタルの両面から「戦略・経営管理」「組織・人」「業務プロセス・バリューチェーン」「デジタルテクノロジー」の“X(変革)”を実現します。
想定年収〜1,100万円+決算賞与(現年収、会社規定等により決定)
企業名国内系戦略コンサルティングファームでのソーシャル・デジタル戦略コンサルタント(C〜SMクラス)
ポジションコンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー
仕事内容デジタルをキーワードとした、社会課題および事業課題解決に向けた 官民両方の戦略立案、構想策定、企画推進等の上流コンサルティング業務
・経営戦略、事業戦略、技術戦略等の立案に向けた調査検討
・業務改革、デジタル戦略立案、新規事業計画、
・BPRなど戦略/ビジネス コンサルが担う領域のリード、デリバリ
想定年収470万円〜1525万円

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト
公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp/

リクルートダイレクトスカウトは、スカウト機能が特徴のハイクラス向け転職サイトです。登録情報をもとにヘッドハンターが最適な求人を探してくれるため、忙しい方でも手間なく希望に合った求人を見つけられます。

一般には公開されていない非公開の求人も紹介してもらえるので、コンサルタント求人も多く、自身のキャリアの可能性を広げられるでしょう。また、企業から直接オファーが届くダイレクトスカウトにも対応しており、待つだけで効率よく転職活動を進められる点も魅力です。

公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp/

コンコード

コンコード

コンコードは、コンサルとポストコンサルの転職に特化した転職エージェントです。

難関ファームの選考ポイントを熟知しており、特にケースインタビュー対策を得意としています。個別指導で徹底対策してくれるため、希望ファームからの内定の獲得に期待できます。

公式サイト:https://www.concord-career.com/

エグゼクティブリンク

エグゼクティブリンク

エグゼクティブリンクは、コンサルタントの転職支援に特化した転職エージェントです。

業界経験者によるサポートは高い内定率につながっており、年間で500名以上もの人がコンサルティングファームへの内定を獲得しています。ファームとの強固なコネクションも難易度の高いファームへの転職を後押しします。

公式サイト:https://www.executive-link.co.jp/

まとめ

今回は第二新卒でコンサルに転職する場合の注意点や、求められる素質、面接での注意点などについてお伝えしてきました。

コンサルは実力主義で忙しい職種ではありますが、ポテンシャルで採用してくれるところも多いので、興味があればぜひチャレンジしてもらいたいと思います。

また、コンサルへの転職を成功させるためには情報収集や会社の下調べが重要になりますので、ぜひ転職エージェントなどのプロに相談しながら効率よく転職活動を進めていくといいでしょう。

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